鉄道が流行っています。
「どこそこでブルートレインなにがし号が最終運転」となれば、
テレビのニュースで報道され、多くの鉄道好きが駆けつけます。
書店の鉄道図書コーナーが拡大され、
それまでは、「男性」中心の鉄道趣味の世界に
「女子鉄」あるいは「鉄子」と呼ばれる女性の姿も
見られるようになりました。
お子さんの鉄道趣味に付き合っているうちに
自らがハマってしまった「ママ鉄(勿論パパ鉄も)」や
鉄道を題材とした落語まで現れるようになってきています。
以前は「鉄道趣味人」にしか理解されなかったような
「○○○系」といった車両の形式名までが一般に広まり
時刻表にも「N700系で運転」などと書かれるようになりました。
元来の鉄道好きからすればうれしい限りですが、
一方で、
「形式名がわからない」
「線路の上を走ってるのは全部デンシャじゃないの?」
「有楽町駅や田町駅は山手線の駅じゃないの?」
などなど。初心者の方にはわかりにくいものも多くあります。
中には、古参鉄道好きからコウルサイ指摘を受け、
嫌な思いをする方もいるようです。
勿論、
専門用語や細かい鉄道知識なんて知らなくても鉄道は楽しめます。
山手線は正式には品川〜新宿〜田端であり、
有楽町駅や田町駅が正式には
東海道線に所属する駅であることなどは、
JR職員が知っていればいいだけの話であり、
鉄道を楽しむうえではそれほど重要ではないのです。
また、鉄道会社の社員だけが使う、
「ウテシ(=運転士)」や「レチ(=車掌。レッシャチョウが語源)」
などの符丁を得意げに使って悦に入っている方がいますが、
それも、
確かに知っていれば趣味の世界が広がるのですが、
鉄道を楽しむ上では必ずしも必要ではありません。
「うえさんのページ」では
113系、475系といった車両の形式名など、
他に言い換えられないもの、言い換え困難なものを除いて、
なるべく専門用語を使わないようにしております。
なぜなら、「鉄道初心者の方でも気軽に鉄道を楽しんでほしい」
という願いからです。
一方で、鉄道には、独特の仕組みや運用があり、
それに伴った専門用語を知っていると、
趣味の世界が広がって、
鉄道趣味が、より楽しくなるということも事実です。
ここではそういったことを趣旨として、
鉄道についての素朴な疑問などを
わかりやすく解説していきたいと思います。
鉄道における「記号、番号、数字」の世界 は こちら
2014(平成26)年10月26日、アップロード。
2015(平成27)年11月18日、一部加筆修正。
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「電車、デンシャ」 「電車」ってなぁに? は こちら